こんにちは、ふわりです♪
2泊3日の山形旅行最終日、3日目は待望の晴天!気温31度の中、山寺へ。
1,015段の石段を登った山頂からの眺めは想像以上に素晴らしい絶景でした。写真多めでお届けします♪
※お急ぎの方は、目次の「3.山頂」からどうぞ(^^)/
山寺について
山寺の正式名称は「宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)」と言い、貞観2年(860)、第三世天台座主慈覚大師円仁が開いた、天台宗の御山で東北を代表する霊山です。
みなさんも高い山の中、岩肌の上にぽつんと建つお堂の写真や映像を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
山形旅行でどこに行こうかとガイドブックを見て
とガッテン。旅に出ることで、ぼんやりと知っていた情報がリアルに結びつきました。
往路
では、さっそく参りましょう!
山寺駅から山寺の登山口まで
JR山形駅からスタート!JR山形駅から仙山線に乗車し約15分。あっという間に自然にあふれた「山寺駅」に到着。行きやすいですね。(※電車は1時間に1本なので注意してくださいね。)
日枝神社 登山口を左手に見ながら進むと山寺の登山口に到着!
根本中堂から山門まで
この山を登ります。
根本中堂(立石寺本堂)
海抜:258m
根本中堂(こんぽんちゅうどう)は、1356年に初代山形城主により再建されたお堂で、ブナ材の建築物では日本最古と伝わる。 道内には比叡山延暦寺より移された法灯が、千百余年間、燃え続けている。
引用:まっぷる山形’18
芭蕉さんとお弟子さんの像
山門
日枝神社、宝物殿、念仏堂をすぎると山門が見えてきます。
立派な門ですねぇ。鎌倉時代に建立といわれる山門。ここから奥の院まで930余段です。ここで入山料300円を支払います。

山門
姥堂から仁王門まで
「山寺の石段」は、一段、二段と登ることにより私達の煩悩が消滅すると信仰されている修行の霊山です。さぁ、煩悩を消し去るために登りましょうか(^^)
姥堂「姥が見守る極楽と地獄の分かれ道」
「姥が見守る極楽と地獄の分かれ道」という姥堂は、実際に見ると相当怖かったです。写真を撮ることをためらいました(^^;
このお堂から下は地獄、ここから先が極楽という浄土口にあたる場所。参拝者は岩清水で体を清めて白装束に着替え、古い衣服を堂内に祀られている本尊の奪衣婆に奉納したという。
引用:まっぷる山形’18
せみ塚
海抜:320m
ほとんど帽子入らずの背の高い木々に囲まれた中を登っていくと、せみ塚に到着します。松尾芭蕉がしたためた名句「閑さや岩にしみ入蝉の声」の短冊をこの場所に納め、石の塚を建てたと伝えられているそうです。
奥の院まであと600段くらいです!写真を撮りながら登るのでまだまだいけます(^^)
弥陀洞(みだほら)
長い歳月の風雨が直立した岩をけずり、阿弥陀如来の姿を作り出したと言う弥陀洞。岩の上からぽたぽたと雫が落ちてきて足元に水たまりができていました。残念ながらはっきりと写せていませんが、雫が落ちる度に水たまりに波紋が広がり、新緑の緑色がゆらゆらと揺れて光が反射してキレイでした☆
仁王門
江戸末期に再建された仁王門。下から仁王門を見上げると、とてもカッコイイ!堂々としていて、なんとも味わい深い雰囲気です。
紅葉の時季はまたとってもキレイなのでしょうね~♪

カッコイイ!!
すごく風格がありますね。美しい門構えにドキドキします。
この先の階段をもう少し登ると、お待ちかねの景色が。。。
山頂
百丈岩の上に立つ納経堂と開山堂

納経堂と開山堂
納経堂(左手)と開山堂(右手)が見えました!
本当にこんなに危なっかしい場所に建っているんだなと実感。
納経堂
美しい景色。。。納経堂と山々と町並みが見られます。

青葉と納経堂
岩の上の赤い小さな堂は写経を納める納経堂で、山内で最も古い建物です。ここに奥之院で四年をかけ写経された法華経が納められます。県指定文化財で、昭和六十二年に解体修理が行われました。
舞台式のお堂「五大堂」からの素晴らしい眺望
舞台式のお堂「五大堂」。こんな所に建っています。

岩
五大堂に入り眼下を眺めると、目の前には絶景が広がりました~(^^)/ 気分爽快です~☆
夏ならではの青空と青々した山の色合いと、山里の風景はとても美しいです。心地よい風がサーッと吹き抜けていき汗がすーっとひいていきます。
パノラマ風に、左方面から右方面へ向かって撮ってみました♪
いつまでもここでこうして眺めていたいです。
別の場所から
どこから見ても美しい。。。山形県は、こんなに山が多い場所なのですね☆ 優しく町を包み込んでくれているような山々。。。ゆったりとした気分になり、とても癒やされます。
山頂の如法堂(奥の院)と重要文化財の三重小塔と気になるもの
修行の岩場
奥の院を見た後、来た道を戻りながら左手を見ると少々気味が悪い模様の岩が迫ったそばに御堂があるなぁと気づく。そばにあった「修行の岩場」の説明を読んだら、ちょっとビビってしまいました。
「修行の岩場」
正面の岩に巌をかさねた岩場は、釈迦ヶ峰といい、危険な岩場を通って、お釈迦様のみもとにいたる行場で、出世や欲望のための修行者が、岩場から転落死したことも多かったと伝えられており、今では修行者以外の登山を禁じている。
「山寺の石段」は、一段、二段と登ることにより私達の煩悩が消滅すると信仰されている修行の霊山のはずなのですが、人間の出世欲や欲望とは恐ろしいものですね(^^;
釈迦堂と胎内堂
絶壁の途中に建てられている建物は『胎内堂』(写真下)で、かつては『胎内くぐり』という数メートルの穴を這ってそこへ至っていましたが、現在は入洞禁止になっています。胎内くぐりは、もう一度生まれかわって立派な人間になろうというものです。
復路
「復路はこちら」と書かれたルートを進むと、百丈岩を見上げられたり苔に会えたりと、楽しいルートでした。それを過ぎると往路と同じルートに合流するようになっていました。
ただこちらは整備されていない箇所があり、前日までの雨で土がぬかるんでいたため、土と木の階段を下る時は滑らないように気を使いました(^^; ですので、雨の日や雨の翌日は往路と同じルートを選んだほうが安全だと思います。
百丈岩
苔むす中、木漏れ日がキラリ

木漏れ日がキラリ☆
立石寺本坊境内にて
羅漢様
お釈迦様の弟子にして私たちに甘露の法水をあたえて、お救いくださる羅漢様(十六羅漢那伽犀那尊者)がいらっしゃいました。
子猫
境内をふらり散策していたら子猫発見☆久しぶりにこんな小さな子猫見たなぁ♪ と少し離れて歩いているとゴソゴソと木の下に入っていったので、よくみるとお母さん猫がいました(=^・^=) 眠そうなお母さん猫にすりすりと甘えててかわいかった♪
山寺で出会ったお花たち
紫陽花
7月下旬に、まさかまた紫陽花に会えるなんて☆

紫陽花と苔と光と☆
蓮
三重小塔のそばで今年最初で最後の蓮の花を見ました。よく見ると、とんぼが止まっていますね(^^)
ノウゼンカズラなど
山寺(宝珠山 立石寺)へのアクセス
住所 | 山形県山形市山寺4456-1 |
---|---|
アクセス | JR仙山線・山寺駅から山寺の登山口まで徒歩約10分(450mくらい) |
入山料 (山門/奥之院) |
【通常】大人300円、中学生200円、四歳児以上100円 【団体(30名以上) 】大人240円、中学生160円、四歳児以上100円 |
サイト | http://www.rissyakuji.jp/ |
地図
機材
カメラ
レンズ
▶ SONY SEL24F18Z(APS-Cフォーマット専用)
さいごに
所要時間
9:34に登山口をスタートし10:22山頂到着。1時間ゆっくりと山頂の景色などを堪能し、復路は30分ほどで下山。11:57にはもう門前Cafeでさくらんぼソフトクリームを食べていました(^^) 写真を撮りながら、ゆっくりとまわり、所要時間は合計2時間半でした。
感想
真夏でしたので暑くてたくさん汗をかきましたが、高い木々に覆われており山頂まではほとんど日傘いらずなのは助かりました。また木漏れ日がこぼれる中、視界に入ってくるのはほとんど黄緑色や緑色だったのが、とても心地良かったです。
あまり疲れを感じなかったのは、写真を撮りながらだと「あとどれくらい距離があるのだろう?」と考えるよりも、「この先には何があるのだろう?」とわくわくする気持ちの方が強く、気が紛れたからかもしれません(^^)
山頂の「五大堂」からの眺めは、ガイドブックよりももっと絶景で、目の前一面に広がる夏の青空と青々とした大きな山々に囲まれた里の景色の美しさ、開放感は、ことばにできないくらい素晴らしかったです☆「登って良かったなぁ~。」と心から思いました。煩悩も消え去りますね(笑)
秋の紅葉、冬の雪景色もきっと美しいのでしょうね☆ みなさまも、もし機会がありましたらぜひ山頂からの絶景と開放感を味わってみてくださいね。
長々とおつきあいいただきありがとうございました。
コメント