こんにちは。ふわりです♪
花撮りをするならこれ1本で大丈夫!な「SONY SAL100M28(Aマウント)望遠マクロレンズ」。
友達に貸してもらい初めて使った日にすでに買う気満々になったレンズは、優しいボケ方、とろけ方、わざとらしくない心地よい色合い、水彩画のような表現、光と一緒に撮った時に得も言われぬ不思議な世界を見せてくれます☆
そんな素晴らしいレンズで2年3カ月の間に撮りためた作例50枚を撮影場所別にご紹介♪ カメラは主に「SONY NEX-5N」、後半は「SONY α7 II」を使用しています。
では、SAL100M28望遠マクロレンズの世界をどうぞ☆
2017年10月18日 2020年10月17日
この記事の目次
- 1 大田区・田園調布せせらぎ公園(2013年11月30日)
- 2 大田区・田園調布の銀杏並木(2013年11月30日)
- 3 港区・国立科学博物館附属自然教育園
- 4 大田区・多摩川台公園
- 5 中原区・二ヶ領用水の河津桜
- 6 多摩川散歩
- 7 川崎市・生田緑地ばら苑(2015年10月24日)
- 8 近所の緑道
- 9 座間市・ひまわり畑(2014年8月9日)
- 10 厚木市・荻野運動公園(2014年8月9日)
- 11 蓮畑(2014年8月9日)
- 12 立川市・昭和記念公園
- 13 鎌倉市・日比谷花壇大船フラワーセンター(旧:フラワーセンター大船植物園)(2014年11月3日)
- 14 二宮町・吾妻山公園(2015年2月14日)
- 15 多摩市・ねこカフェ たまねこ(2015年5月17日)
- 16 世田谷区・等々力渓谷(2015年6月7日)
- 17 所沢市・ところざわのゆり園(2015年6月28日)
- 18 葛飾区・水元公園(2015年6月13日)
- 19 機材
- 20 さいごに
大田区・田園調布せせらぎ公園(2013年11月30日)
レンズデビューは、大田区「多摩川」駅そばの田園調布せせらぎ公園で。SAL100M28を1本だけ持って出かけました♪
今まで持ったことのないレンズの重さと友達の大切なレンズを借りているという責任の重さも感じつつ、初めてのマニュアルでのピント合わせに苦労しながらも夢中になって撮りました。
※オートフォーカスが使えることを知らず、ずっとマニュアルで撮影していました(^^;
初めて使った感想は「奥行き、発色の良さ、柔らかいボケ方など、見るもの全てが初めてなとにかくすごいレンズ!」。それまでこんなに背景がボケるレンズを使ったことがなかったので、「レンズによってこうも見え方が違うんだ!」と、驚きの連続でした(^^)

背景の紅葉が真っ赤に見えることにビックリ!
大田区・田園調布の銀杏並木(2013年11月30日)
引き続き訪れたのは田園調布の銀杏並木。ここも初です。田園調布駅前の放射線状に広がる道路沿いの銀杏並木は、トンネルのようになっていてとても美しい場所でした。望遠マクロレンズの望遠効果のおかげか、ググっと奥の景色まで圧縮されて撮れるような気がしました。マクロレンズなのに景色も撮れるなんてすごい!!楽しい♪ 心はだいぶ持って行かれちゃいました(笑)

(16:07)絞り値:F3.2、シャッター速度:1/160秒、ISO:1250、露出補正:+1.3
港区・国立科学博物館附属自然教育園
2013年12月14日
マクロレンズを持って2度目のこの日、私は恋に落ちました

初めて見えた背景の色・玉ボケ・世界が見えた瞬間、恋に落ちました☆
背景の赤やオレンジ色の紅葉と、それらの間から差し込む木漏れ日が溶け合ってパステルカラーの背景となって目に見えた時、
と初めて見た世界に驚き感動し、もうすっかりこのレンズの虜になってしまいました☆

「桃色と光の世界へようこそ♪」と言われたよう。
帰りがけ、池のほとりにあったなんてことない小さな植物をふと「逆光で撮ったらどうなるのかな?」と液晶レンズを見たら、淡い桃色とゆらゆらの光が映っていて「いったい、これはどゆこと~?」と、ぶっとびそうになりました。まるで水彩画のよう☆ この日何度目?の驚きでしょうか。100mmマクロ、おそるべし!この画を見て固く購入を決意しました(笑)
2015年1月11日
冬を探しに出かけました。背景のとろけ方がとにかく柔らかい♪ そして丸ボケが丸い。派手じゃないんですよね。この感じが好きです。
ちなみに90mmマクロで開放(F2.8)で撮ると、玉ボケの形がラグビーボールになっちゃいます(;_;)
国立科学博物館附属自然教育園に1歩、足を踏み入れると、とても都会にあるとは思えない立派な林が広がっていました。想像を超える敷地の広さ、紅葉のキレイさにビックリ☆ 静かでゆっくり散策できるとても素敵な場所でした。
大田区・多摩川台公園
2014年1月19日
たまたま出会えたメスのジョウビタキをダメ元で撮ってみました。とても人懐こくて梅の木に止まったまま、全然逃げようともせずに向きを変え視線をくれ、いろいろポーズをとってくれたおかげでマクロレンズでも撮れました☆ 大きさだけトリミングしましたが、毛並み感、もふもふ感もちゃんとクッキリと写っています。素晴らしいレンズっ♪
2015年3月28日
緑の木々の足元に小さなお花が咲いていました。「可愛いな♪」と撮ってみたら、木もれ陽が「私は木もれ陽よ!」とは主張せず、そっと花をひきたててくれました。「この背景は何だろう?」と見る人の想像力をかきたててくれるレンズですね☆

14:20、F2.8、1/200秒、ISO-100、-0.3
「なんか撮りたいな♪」と思うと、ウォーキングがてら自宅からてくてく歩いてよく通った多摩川台公園。春の桜、6月の紫陽花がとても美しい場所です。
▶ 大田区・多摩川台公園
中原区・二ヶ領用水の河津桜
2014年3月9日
夕方の逆光でお花を撮ると面白い世界が見られることがわかったので、この頃からあえて夕方に出かけるようになりました。
河津桜に頭を突っ込み花粉だらけになりながらレンズをのぞくと、幻想的で不思議な世界が味わえるのです☆ この感覚を一度味わったらもう止められません(^^;
2015年3月15日
河津桜を撮りにてくてく散歩。用水路を挟んだ向かい側の土手に生えている草が黄緑色の背景となってくれました。やっぱり背景の柔らかさとこの色合いが好きです☆ AマウントのSTFレンズの柔らかさと似ているような気がします。

11:22、F2.8、1/800秒、SIO-1600、+2
二ヶ領用水沿いは、ぽってりとした大きめの桃の花やピンク色が濃い河津桜が咲く穴場です♪ カメラを持つようになってからはよく通っていました(^^)
▶ 川崎市・二ヶ領用水
多摩川散歩
2014年5月4日
マクロレンズを持ったら一度は撮ってみたかったマクロの世界☆ 初めてタンポポをアップで撮りました。ちょうど1本の綿帽子が巣立つ瞬間に立ち会うことが出来ました☆ こんな神秘的な小さな世界・瞬間を見ることができるのもマクロレンズならではですね☆

タンポポ3
2015年2月21日
小さな芽のようなかたまりを見つけました。苔だったのかな?地面すれすれのローアングルで撮ってみたら、幻想的なオレンジ色の世界を見せてくれました。
2015年3月28日
ピクチャーエフェクト「ソフトフォーカス」を使用。風景もふわりと撮れます。これ1本で遊べますね~♪

12:43、F2.8、1/2500秒、ISO-100、+0.7
川崎市・生田緑地ばら苑(2015年10月24日)

15:36、F2.8、1/160秒、ISO-250、+2.7
近所の緑道
2014年8月14日
近所の緑道は、ほぼ1年中何かしらお花が咲いていたので、よくお花を撮りに出かけました。この日、ふと藤棚を見上げたら「ひょうたん」が目に飛び込んできて思わずニッコリ(^^) う~んと手を伸ばして見上げて撮ってみると、ちゃんとひょうたんの産毛まで写っていました♪ 素晴らしい描写力ですね☆
2014年9月7日
雨上がりに細長い葉っぱについている雫を撮ったら、キレイなソーダ色の世界が見えました♪ キレイだぁ☆ それに、雫ちゃんがしっかり映っています(^^)v
※ちなみにこれはアスパラガスだそうで、時季を変えて訪れると、小さな小さなベルのような白い花を咲かせていました☆

ソーダ色の思い出
2016年3月20日
ピントは花びらにドンピシャ。茎からすでにとろりとボケ始めていますね。

「花時計」12:01、F2.8、1/320秒、ISO-100、+1.7
2015年4月25日
「わぁ♪ 四葉のクローバーだ!」と喜んだら、「ハッピークローバー」とか「チョコレートクローバー」と呼ばれている種類だそうです。チョコレート色と黄緑色が混ざった落ち着いたトーンもしっかりと表現してくれます。やっぱり自然な奥行き感と柔らかさが好き♪

16:30、F2.8、1/160秒、ISO-250、+2
2016年4月23日
カメラは「α7II ILCE-7M2」を使用。1枚目の花びらの縁の描写と、背景のボケ具合がたまりませんっ!!惚れた。
藤の花を見上げて撮ると花びらが透けて見えました☆ なんて美しい!
座間市・ひまわり畑(2014年8月9日)
天候が曇りだったので、ひまわりの黄色が強くですぎず柔らかく撮れました。とても自然ですよね~♪
厚木市・荻野運動公園(2014年8月9日)
森の妖精こと「レンゲショウマ」と淡いピンク色が可愛い「夏水仙」に初めて出会った日。こうしてどんどんお花好きに拍車がかかっていきます(^^)
うつむいて咲くレンゲショウマ、少し肉厚の花びらのぽってり感も見えますね。
一見ユリのような夏水仙の淡いピンク色も、そのまま表現してくれます。素敵すぎる☆
蓮畑(2014年8月9日)
憧れの蓮の雫☆ コロコロ♪ と、かわいく撮れました(^^) 三脚なしの手持ち撮影です。
立川市・昭和記念公園
2014年9月12日
この年の「みんなの原っぱ・西花畑」には「ハッピーリング」というコスモスが植えられていました。クレヨンで描いたようなかすれたグラデーションがとても素敵なんです☆ 前ボケも背景ボケも全て同じコスモスです。綿菓子のように違和感なく馴染んでボケてくれます♪

ハッピーリング(シャッター速度:1/250、絞り値:F2.8、露出補正:+1.7、ISO:100)
2015年10月3日
こんな光景が撮れたら、もう何も言うことはありません。SAL100M28の特徴がよく出ている1枚だと思います。

14:54、F2.8、1/160秒、ISO-250、+1.7
2016年4月24日
カメラは「α7II ILCE-7M2」を使用。NEX-5Nで撮る時と比べて、ピントがあった部分がクッキリと、また透明感とツヤがプラスされるように感じました。どちらが好みかはさておき、同じレンズでもカメラによってこんなに変わるのだなぁと知りました。
鎌倉市・日比谷花壇大船フラワーセンター(旧:フラワーセンター大船植物園)(2014年11月3日)
しっとり落ち着いた和風のようなコーラルピンクのコスモスが咲いていました。よく見ると花びらにスッと黄色い線がアクセントに入っていて少し光っているようにも見えました。独特の色合いをそのまま映し出してくれました。
二宮町・吾妻山公園(2015年2月14日)
富士山と菜の花を撮りに初めて訪れた吾妻山公園。山のてっぺんにある丸太の上に座ってこっくりこっくり昼寝をしていたにゃんこに会えました。ご主人に許可をもらいパチリ☆
ダメ元で撮ってみたら、トリミングなしでふわふわな毛並みが撮れました♪ お花だけじゃなく、動物の毛並みもここまで撮れます。
多摩市・ねこカフェ たまねこ(2015年5月17日)
初めてのねこカフェ。そろそろお眠な時間突入だったらしく、猫がゆっくりしてくれたおかげで、マニュアル撮影で撮ることが出来ました。3枚目、毛並み感を柔らかく表現してくれてますね♪
世田谷区・等々力渓谷(2015年6月7日)
青もみじと玉ボケ。黄緑色の描写も素晴らしいと思います。まん丸玉ボケがお団子のようで可愛いなと(^^)♪
所沢市・ところざわのゆり園(2015年6月28日)

スカシユリ(11:13、F2.8、1/160秒、ISO-160、+1.7)
大きなお花を撮るのは苦手意識があります(^^; でもうまく良さを引き出し、大きなお花・強い色合いをカバーしてくれたのでビックリしました。お花を撮るには、やっぱりこのレンズ1本でいいなと思った1日でした。
葛飾区・水元公園(2015年6月13日)
水色の紫陽花を撮ると、まるで水中花のよう☆ 水に溶けていくかのようでした。この日以来、紫陽花を撮る時はこのトロトロ具合に出会えるか?を重視して撮るようになりました(病み付き)。
▶ 水元公園
機材
カメラ
レンズ
マウントアダプター
NEX-5NなどのEマウント対応ボディに、SAL100M28のようなAマウント対応レンズを装着する際には、マウントアダプターが必要になります。私はこちらを使用しています。
さいごに
50枚、ずらずらと並べましたがいかがでしたか?SAL100M28の描写素晴らしいですよね~☆
私はすっかりこの柔らかなとろける描写に惚れ込み、2年3カ月間おそらく90%以上、このマクロレンズで撮り続けました。これを購入する前、お花をアップで撮りたくて「SEL30M35」というマクロレンズを使用したこともありましたが、
と、カメラ友達に相談したところ、
と、厳しい現実を伝えてくれたとともにこのレンズを貸してくれ、はまってしまいました(^^; このレンズの良さを知るには、自分で体感するのが1番わかりやすいですね。でも、体感したらもう後には戻れないくらいの中毒性がありますので、どうぞお気をつけください(笑)
私は大好きなお花をふわりと優しく心をこめて撮りたくて、2012年4月にミラーレス一眼「SONY NEX-5N」を購入しましたが、当初は、
という迷いもありしました。しかしこのレンズに出会って初めて、
と心底思いました。このレンズに出会ってからは何かを撮りに行きたいというよりも、
と、出かけていたような気がします。いろんな世界を見せてくれた本当に本当に、私にとっていい相棒でした☆
過去形なのは、2016年4月にNEX-5Nからα7IIに転向、フルサイズデビューをした際に
と、写真仲間に言われてSONYのレンズ体験会で試したフルサイズ対応の「SONY SEL90M28G」をの透明感に驚き、
「よし!これからはこの透明感で行こう!」
と決心し、90mmマクロに買い換えたからです。90mmマクロは透明感と奥行き感がとても気に入っています。ピントが合った箇所はクッキリと際立ち「主役は私です!」と、自ら伝えてくれます。
でもクッキリさよりも、全体的な優しさを求めるなら断然100mmマクロだと感じています。NEX-5Nで使用することが多かったので、150mm相当の望遠レンズとして使用していたようなものなのですが、その距離感と解像度と柔らかさが心地よく、私には合っていたようですね。
純粋で優しい控えめな女の子がきっちりと仕事をしているかのようなイメージのレンズ。そんな100mmマクロの水彩画のような柔らかなボケ具合、ほっとする優しい色合いが手放したあとも時々恋しくなります(^^;
と、何度も思いました。少なくとも私にとって、100mmマクロは何の落ち度もありませんでした。もう少し私に財力があればドナドナせず、手元に置いておきたかったです(;_;) いずれまた100mmマクロをこの手に取り戻す日を夢見ております☆
90mmマクロレンズでも、100mmSTFレンズでも表現できない何かがあります。機会がありましたら、ぜひ一度お手にとってみてください♪ きっと可愛らしい女の子が微笑みかけてくれることでしょう(^^)
ふわりさん こんにちは、エイコク堂です。
遅くなりましたが、お昼に拝見しました。
しかもこんなに沢山。Blogの構成も素晴らしいです。
さて、このレンズのボケが凄いですね、ステキです。
やはりSTFレンズかと思いましたが違うんですね。
月並みな表現ですが、どの写真も素晴らしいです。
どうやってこんなに凄い写真が撮れるのか…。勉強になります。真似できませんが。
構図も色合いも前ボケや後ボケの入りも素敵です。
ふわりさん、相当ハイレベルですよ。参りました。
またお訪ねします。欲しくなりますね、このレンズ。
拝読出来て幸せです。有難うございました。
エイコク堂さん、こんばんは。ふわりです♪
このブログにしてから初めてコメントいただきました!!
それもとっても嬉しいコメントだったので、ビックリ&感激しております。本当にありがとうございます(*^^*)
すべては100mmマクロレンズのおかげです。あとは「お花愛」がとても強いことかもしれません(^^)
このレンズを試す機会があれば、ぜひ遊んであげてください♪
以前よりレンズ毎に記事を書きたいと考えておりましたので、今回エイコク堂さんのおかげでとりかかることができました。
こちらこそ、ありがとうございました!
今後共よろしくお願いいたします。