小菅村「タイニーハウス」見学・前編(2018年5月)

アイデアがいっぱい詰まった小さな家にワクワク☆

※この記事を読むのに必要な時間は約 21 分です。

こんにちは、ふわりです♪
皆さん、「タイニーハウス」という言葉をご存知ですか?
直訳すると「小さな家」ですが単に大きさを表すだけではなく、「物質主義的な社会から脱却したい」、「住まい方を変える(タイニーハウスに住む)ことによりお金に縛られずに自分のしたい事を楽しむ生活がしたい」という考え方がベースとなっています。
※詳しくは本文の「タイニーハウスとは?」及び、「小菅村タイニーハウスプロジェクトサイト」をご参照くださいね♪

私はもともと自然や動物が大好きで、小さい頃から「いつか大自然の中で動物と一緒に、緑やお花に囲まれ、木で作られた家でゆったりと暮らしたい」と漠然と考えていました。そして紆余曲折を経て「タイニーハウス」に出会った瞬間、

あ!私が求めていたのはこれだ!!

とビビッと来、共感し、いずれ自分の思い描いたタイニーハウスに住もうと決めました。そのための第一歩として「自分の目で見て、肌で感じたい!」と、タイニーハウスを軸に村の活性化を図られている山梨県北都留郡小菅村の「タイニーハウス」を見学してきました。その時の様子を前編と後編の2回に分けてお届けします。興味がある方はぜひご覧くださいませ(^^)

  • 前編:「小菅村タイニーハウスプロジェクト」提案のタイニーハウス 2軒
  • 後編:「タイニーハウス デザインコンテスト 2017」で入選したタイニーハウス 2軒

タイニーハウスとは?

タイニーハウスとは、「小さな家」という意味。
欧米では今、地球温暖化防止や持続可能な社会実現のために、社会に対する自分の意志の表現や行動として、小さな家に住む人が増えています。
一個人として地球環境に対して何ができるだろうかとの問いに対する一つの答えとして生まれました。また、社会に束縛されず自由に生きたい人からも支持されています。日本でも古くは鴨長明や良寛和尚など、山の中に小さな庵を立て、生きた偉人達が数多くいました。欲を捨て自らの意思表示として小さな家を棲家としました。
現代のタイニーハウスとつながっています。 ミニマリストと言う言葉を聞いたことがある人がいると思いますが、この考え方にも通じています。しかし私達は形よりも思考方法を大切にしたいと思います。
住まい方を変える(タイニーハウスに住む)事によりお金にあまり縛られない自由な時間を得る事が出来ます。その分好きな事に集中する事も出来ます。毎年、海外旅行も夢ではないと思います。社会貢献ももっとできますよね。
お金に縛られずに自分のしたい事を楽しむ、こんな生活をするためにタイニーハウスの考え方を、住まい方を私達は提案します。

引用:小菅村タイニーハウスプロジェクト

小菅村「タイニーハウス」を見学

小菅村タイニーハウスプロジェクト事務局:和田さんにお願いし、見学させていただきました。

「小菅村タイニーハウスプロジェクト」タイニーハウス提案1軒目(第1号)

タイニーハウスとは「小さな家」という意味です。建坪はわずか4坪、8帖一間の住まいです。この中にロフトを2段に配置、トイレ、シャワー、台所等生活に必要な設備を網羅し、「小さくても快適な家」を目指します。
この源流の村から環境にやさしく、木材で作る持続可能な家づくりを全国に発信していきたいと考えています。
百聞は一見にしかず。小菅の湯前にモデルハウスを建築することとなりました。
引用:小菅村ホームページ【小菅村タイニーハウスプロジェクト】上棟式開催のお知らせ

「小菅村タイニーハウスプロジェクト」のモデルハウスとして最初に建てられたもの。モデルハウスですので、中をじっくりと見学させていただくことができました。小さな家にたくさんのアイデアや夢が盛り込まれており、「わぁ♪ おもしろいなぁ!楽しいですね~♪」とず~っと言っておりました(^^)

外観

モミジや小菅村のシンボルツリー「ミツバツツジ」に囲まれた、木材の生地色と黒の2トーンカラーのシックなタイニーハウスが見えました。素敵っ!!

外観。緑に囲まれて素敵☆

外観。緑に囲まれて素敵☆

シックな黒色の杉板の外壁。窓に映る木が美しい

シックな黒色の杉板の外壁。窓に映る木が美しい

かわいい小さな窓が2つ。明り取りにいいですね♪

かわいい小さな窓が2つ。明り取りにいいですね♪

外壁は「南京下見張」と言う手法。
コーキング工事(2017/1/9)

南京下見(なんきんしたみ)
下見板張りの一つ。長い板材を横に張る際、板の下端を、その下に張った板の上端に少し重ねて張るもの。施工が比較的簡単で、厚みの分、板は斜めになり、板と板の間に段差もできるため、雨水などが浸入しにくい。
引用:コトバンク

内観

1歩中に入ると、木のいい香りがします(^^) 壁一面、地元の木が使用されており、木に包まれる感覚がとっても気持ちいいんですよ~☆ 心底ホッとします。
スペースがとても有効に活用されていて、ちっとも狭さを感じませんでした。どの窓からも緑が見えるんです~♪ あぁ、ここに住みたい!!

ソファベッドコーナー

ソファベッドはベンチ代わりに使用。もちろん寝ることも可能です。

薄型テレビが壁に取り付けられていてスッキリ!

薄型テレビが壁に取り付けられていてスッキリ!

窓から緑がたっぷり見えます♪

窓から緑がたっぷり見えます♪

ロフトから見た図。ソファの下には引出し収納付き

ロフトから見た図。ソファの下には引出し収納付き

ソファベッドは引出し収納付きです。たっぷり収納できて良いですね♪ 写真は下記ブログの3枚目をご参照くださいね。
家具が入りました。(2017/4/13)

ロフトへのステップ

写真の白い箱は収納兼ロフトへのステップとなります。実際に上ってみたところ、ちょっと怖かったです(^^; 並べ方を工夫しうまく使いこなせるようになれば良いですね。

白いボックスは、収納兼ロフトへのステップ

白いボックスは、収納兼ロフトへのステップ

タイニーハウスの場合、どうしても収納スペースが不足がちになります。そこで少しでも収納部分を増やすために箱を積みかさねる方法を考えました。大小5つの箱を積み上げた格好です。とりあえず階段機能は何とか達成できました。後は使い方次第です。
引用:内装工事

ベッドコーナー1

ロフトにあるベッドコーナー。小窓からは緑が見え、木に包まれる感覚がここでも味わえます。「ふぅ~♪」と、深呼吸したくなります(^^)

落下防止柵があります♪

落下防止柵があります♪

ゆったりとくつろげそうです

ゆったりとくつろげそうです

ベッドコーナー2

こちらはゲスト用のベッドとして使えますが、落下防止策がないので少々怖かったです(^^; 収納など、他の用途に使用してもよいですね。

可愛い旗~♪ 木の壁に合っていますね(^^)

可愛い旗~♪ 木の壁に合っていますね(^^)

ベッドコーナー

ベッドコーナー

こちらにも柵がほしいかな(^^;

こちらにも柵がほしいかな(^^;

台所

しっかりとした流し台が設置されていました。コンロは2口IHヒーター。2口あれば自炊もはかどりますね♪

コンロは2口IHヒーター

コンロは2口IHヒーター

ロフトから見た図

ロフトから見た図

窓もついています。

窓もついています。

デザイン上、予算上、機能上等様々な制約がある中、予算の都合上既製品の流し台を採用する事にしました。巾は全体で1350mm、レンジフードと吊戸棚のセットです。コンロは2口IHヒーターです。

流し台の横壁には温水器のリモコンスイッチ、横壁の隣は冷蔵庫と洗濯機置き場です。流し台の右側にはストーブ置き場も確保しました。ゆくゆくは薪ストーブを置きたいです。
流し台取付工事(2017/1/30)

内装いろいろ
ライトがお洒落でかわいい♪

ライトがお洒落でかわいい♪

トイレの壁面も木です☆

トイレの壁面も木です☆

トイレの扉は上吊ハンガー戸です。こんな製品でもオートストップ機構が付いているのです。
木製建具工事(2017/2/1)

窓から緑が見えます♪

窓から緑が見えます♪

真ん中にできたすき間

真ん中にできたすき間

木は生きていますので、このように自然とすき間が出来たりするのだそうです。生きていると思うと、なんだか余計に可愛く思えてきますね♪
自然そのものの木が美しくて、本当に気に入りました。それに触るとすべすべしてとっても気持ちいいんですよ~♪ もしこんな家に住めたら、しょっちゅうなでてしまいそうです(*^^*) 実際この日も何度もなでなでしてしまいました(笑)

空気層16mmの断熱二重窓

空気層16mmの断熱二重窓

断熱材だけは絶対ケチってはいけない!!

と、心底思いますので、この16mmの断熱二重窓や断熱材に手を抜いていないのはとても素晴らしいと思います。
というのも、今年の冬は本当に寒かったですよね。私が今住んでいる築30年の木造アパートは「断熱材が入っていないんじゃないか?」ってくらい、すきま風は入るし冷蔵庫のように寒いしで、ほとほと困ったのです(>_<)  お金をかけて対策しましたが、出来ればもうこの部屋で冬を迎えたくありません(^^; 今後はちゃんと断熱効果の高い部屋に住みたいです。

壁は柱の中心に厚30mmの杉板が入り外側に断熱材40mmが入ります。写真でブルーに見えるのが断熱材、今回使用したのはスタイロフォームです。
外壁断熱材入れ(2016/11/1)

建物の断熱効果を考えた時に最も熱損失の大きい部分が開口部です。タイニーハウスのコンセプトである「小さくても快適な家」を実現するために、サッシュは空気層16mmの断熱二重窓を採用しました。
アルミサッシュ取付(2016/11/4)

天井は屋根勾配なりに見せる構造ですので垂木を利用して断熱材を入れました。
垂木は60×120mm有りますので100mmのグラスウールを充填する事にしました。同じ厚さでもグラスウールの密度により断熱性が変わります。今回は高性能断熱材を採用しました。
価格的には倍以上高くなりますがお金をかける価値がある部分です。ポイントはいかに隙間なく充填していくかにかかります。折角良い材料を使っても隙間だらけでは断熱の意味がありません。
天井断熱材充填(2016/11/23)

周りの景色

小菅の湯」の前の大きな柿の木の裏手の高台にあり、周囲には小菅の湯、道の駅こすげ、小菅村物産館がある便利な場所です。
小菅村タイニーハウス 建設予定地(2016/8/12)

左手が「小菅の湯」

左手が「小菅の湯」

畑が広がっています

畑が広がっています

関連リンク

「小菅村タイニーハウスプロジェクト」タイニーハウス提案2軒目

この建物は小菅村のタイニーハウス第1号を受けて平面図的には全く同じ8帖一間の大きさです。
今回の提案の特徴は8畳間を4分割してそれぞれの床を75㎝づつスパイラル上に上げたプランです。
水回り、キッチンがレベル1、レベル2がダイニング、レベル3がリビング、レベル4が寝室です。
なお、床をスキップさせることによりレベル2の下には2畳分の収納スペース、レベル3の下にも2畳ほどのDENが出来ました。
受賞作の建設経過報告3

上記引用先のブログ:最後の写真のタイニーハウスです。

面白いしかけがあるそうです☆

面白いしかけがあるそうです☆

ちょうどいい窓の大きさ☆

ちょうどいい窓の大きさ☆

寝室の小窓、いいなぁ♪ 憧れます。

寝室の小窓、いいなぁ♪ 憧れます。

デッキには屋根が付いています

デッキには屋根が付いています

デッキには屋根が付いていますので、多少の雨でも洗濯物も干せます。またデッキ自体が傷みにくくなるのもいいですね。

ちょっとした仕掛け1

既に居住者がおりますが、少しだけ中を見せていただくことが出来ました。突然にも関わらず本当にありがとうございましたm(..)m
小さな数段の階段を利用し、回転しながら次の階へ移動できるという面白い仕組み。用途に合わせて部屋を使い分け、気分転換もできる楽しい空間となっていました。

プランニングにはちょっとした仕掛けがあり第一号作品とは違う空間となっています。
特徴的な点は内部が光ダクトを中心に床が回転しながらスキップしている点です。
受賞作の建設経過報告4(2018/3/5)

ちょっとした仕掛け2

また驚いたのが、部屋の真ん中を上から下まで45㎝角の小さな筒で出来た白くて細長い照明器具が通っているのですが、建物内部の上下の空気の循環装置としても活用されているということ。1粒で2度オイシイ!!こういう仕組み大好きです(^^)/ 素晴らしいですね!

真ん中に床を支える4本柱の光の塔があります。このスペースは45㎝角の小さな筒ですが、内部に照明器具を設置、室内の照明装置の役を担います。そして建物内部上下の空気の循環装置として活用します。
受賞作の建設経過報告3

すぐ近くには川が流れています。いいですね~☆

すぐ近くには川が流れています。いいですね~☆

関連リンク

タイニーハウス第1号の地図

ざっくりとこの近辺になります。

機材・愛用品

いつもの愛用品で出かけました♪

さいごに

最初に、どこの馬の骨とも知れない私からの突然のお願いを快く受け入れてくださったタイニーハウス事務局の和田さんにお礼を申し上げます。いろいろお世話になり、本当にありがとうございました!!
タイニーハウスを見学させていただいている間に、私は何度、

おもしろいなぁ!!いいなぁ♪ 住みたいなぁ(^o^)

と、笑顔で言ったことでしょう。おもしろいことだらけ。ドキドキ・ワクワクしました。人間のアイデアがいっぱい詰められた小さな家にワクワクし、心が踊り続けました♪ 工夫すれば狭さを感じずにこんなに快適な部屋になるんだなと。それに何よりすべすべした木は優しく、香りも良く、家にいるだけで心地よいんですよね~☆ 自然と共存する生き方、暮らし方は人にも優しいと感じました。

タイニーハウスは多くのまだ見ぬ素晴らしい可能性を秘めていると思います。それがワクワク感につながります。これからきっともっと日本でもタイニーハウス文化が広まっていくと思います。その先陣を切っている小菅村は素晴らしいと思い、共感し、

私も参加したい、関わりたい、関われたら面白そう!(^o^)

と、思いました。

そんなたくさんの刺激を受け、基調な経験をさせていただいた見学からはや1週間。写真を振り返りながらこれからのことを毎日ウンウンうなりながら考え、小さな脳みそは発熱し膨張しそうです(笑)

今回ブログを書くにあたり、あらためてタイニーハウスプロジェクトのブログを1話から全て読みました。初めてのタイニーハウスという小さな家造りをスタートさせてから、いろいろ悩みアイデアをしぼり手探りしながら、関係者とタッグを組み、1つ1つ解決しゴールにたどり着かれた快挙に、心から拍手を贈りたいと思います。
和田さんとお話しし、人と人とのつながり、ものづくりの素晴らしさ、楽しさ、やってみてわかったこと、行動力、チャンスを逃さないことetc…などをお聞きすることが出来、とても嬉しく、貴重な経験をさせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました☆

line-hana

家というものは、自分にとってとても大切な場所だと思います。一人暮らしを始めた18歳のころからインテリアに興味があり、インテリア雑誌を買ってはちょこちょこと模様替えをしたり、雑貨を買ったり、小さなベランダで花いっぱいのガーデニングを楽しんだり、自分好みの家にしそこでゆっくりと過ごす時間が何よりも好きでした。
veranda

前に住んでいた家の窓から見えるものは青空とベランダに置かれた緑だけ☆という世界が大好きで、部屋自体にはとても満足していたのですが、転職に伴い収入減、満員電車の苦痛etc…だんだん

このままここで働き続けなければいけないのだろうか? 生きていくためだけに高い家賃を払い続け、いつまでこうして働かなければいけないのだろうか?

と悩み始めた頃に、ミニマリスト本「ぼくたちに、もうモノは必要ない/佐々木典士著」に出会い、目からウロコ。「もっと楽に生きてもいいんだ☆ シンプルに生きたいな♪」と考え方が変わり始め、荷物を減らし、そのおかげで以前よりも家賃の安い、5平方メートル小さなアパートに引っ越すことが出来ました。しかし、今度は物理的にベランダガーデニングができない家だったため、

やっぱりお花と緑に囲まれた家で暮らしたいよぅ(;_;)

という本心に気づいてしまい、ここには居られないなと思いました。それからは、チャンスがあればすぐにどこにでも飛んで行けるように断捨離を加速!今はもう準備万端ですっ(^^)/
単に住むだけの家はつまらない。お花・緑・木々・動物と一緒に静かで快適な空間で生き生きと生きられる家、タイニーハウスに住む日を夢見て前進したいと思います♪

line-hana

次回、後編では「タイニーハウス デザインコンテスト 2017」で入選したタイニーハウス 2軒についてご報告します。

【関連記事】
小菅村「タイニーハウス」見学・後編「タイニーハウス小菅デザインコンテスト2017」入選作品2軒(2018年5月)
道の駅こすげ「源流レストラン」の窯焼き「山女魚のアンチョビピッツア」が美味しい!

タイニーハウスに興味を持たれた方は、「小菅村タイニーハウスプロジェクト」サイトも要チェックですよ(^^)/ 読み応え満点☆ きっと皆さんも夢が膨らむことでしょう♪
小菅村タイニーハウスプロジェクト

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eye-turipチューリップ 2018 昭和記念公園(写真50枚)

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