モンステラの挿し木と茎伏せに初挑戦(7) 約7カ月半後に行った挿し木と茎伏せの鉢上げ [2022年5月]【栽培記録】

モンステラ

こんにちは。ふわりです♪
2021年9月中旬にモンステラの挿し木と茎伏せに初挑戦したシリーズの7回目は、約7カ月半後(229日目)に行った鉢上げ(※1)です。
挿し木した3鉢とも土の表面から根が顔を出すくらいに生長したため(ご参考:シリーズ6回目)、2022年5月初旬に「1.挿し木と茎伏せの鉢上げ」と「2.親株の植え替え」を行いました。今回はそのうちの「1.挿し木と茎伏せの鉢上げ」について書きます。
「約7カ月半で挿し木と茎伏せしたモンステラはどれくらい生長したのか?」、また「挿し木後どのように鉢上げすれば良いのか?」興味のある方は、ぜひご覧くださいませ♪
※1 鉢上げ:種まきや挿し木した苗床で生長したものを栄養分のある鉢に植え替えること

2022年6月17日  2022年6月10日

最初に:約7カ月半(229日)でここまで生長☆

最初に、約7カ月半(229日)で「A. 挿し木3鉢」と「B. 茎伏せ」はどれくらい生長したのかご紹介♪

A. 挿し木3鉢

  No.1 No.2 No.3
姿
高さ

株元
鉢底

モンステラの挿し木には「No.1~No.3」まで名前をつけて育てています。植え付け時は斜め向きで何とか鉢の中で立っている という感じで心配しておりましたが、3鉢ともだいたい同じ感じですくすくと育ってくれました♪

  • 姿:すべて茎は1本から2本に
  • 高さ:No.1は67cm、No.2は70cm、No.3は68cm
  • 株元:すべて根っこが土の表面から顔を出す
  • 鉢底:No.1は根っこが1本、No.2は根っこが2本、No.3はナシ

B. 茎伏せ

姿
長さ

最初はコロンと横たわっていた状態から63日後、奇跡的に小さな芽が出てくれて、葉っぱの長さが約3cmになりました。ドキドキしながら初めて掘り起こしてみると。。。まさかの根っこが1本も生えておりません!!これはどうしたものかと。。茎もしなしなになってきているので、とても心配(^^;

鉢上げの準備

1. いつ鉢上げするか決める

モンステラの挿し木を鉢上げするタイミングは、葉っぱが2~3枚になったり、根っこが鉢底から出てきた頃です。ただモンステラの鉢上げや植え替えに適切な時期を選ばなくてはいけません。私のボタニカル師匠「くるみどりちゃんねる」のくるちゃん先生によりますと、下記の条件が揃ったら行いましょうとのこと。

  • 最高気温ではなく最低気温が20度くらいまで上がる日が続くようになったら♪
  • 天気予報をチェックして、できれば数日晴れが続く日に♪

師匠の教えを守り、モンステラがパンパンになってしまった4月に植え替えたい気持ちをグッと我慢し、こんな感じで5月の初旬に鉢上げすることにしました。

  1. 4月20日くらいから気温・天候をチェックし、5月の初旬に目星をつけた
  2. 5月の初旬に向けて、植え替え時にかかる根っこの負担を減らすため1週間くらい前から水やりをStop(※ 前述の「株元」の写真を見ていただくと土の表面が乾いている様子が確認できます)
  3. モンステラは順調に生育しているときは朝起きた時に葉っぱの縁から蒸散していますが、朝のチェック時に葉っぱの縁に雫が1滴もついていないことを確認した5月の初旬に決定☆

2. 必要なものを用意する


  1. プロトリーフ室内向け観葉・多肉の土
  2. ハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒 600g
  3. プロトリーフ かる~い鉢底石
  4. プロトリーフ 硬質鹿沼土
  5. ガーデンフレンズ 鉢底アミ
  6. TAKAGI プランター・ガーデン用 土すくい
  7. リッチェル カラーバリエ 長鉢7号
  8. 新聞紙
  9. 割りばしなどの細い棒
  10. はさみ

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通常、1回り上のサイズの鉢を用意します。

  • 挿し木は植え付け時は根張りタイプの6号鉢(1.8L)でしたので、今回は7号鉢(4L)
  • 茎伏せは植え付け時はタッパを使用し全長が10cmくらいだったので、6号鉢(2.4L)
  • 親株(次回書く予定)は1つの鉢を2つに分け、1つは今まで使用していた陶器鉢を利用し、もう1つは大きめの10号鉢(14L)

またモンステラは根っこがよく張るので長鉢タイプにしました。リッチェルシリーズはほんのり淡いベージュ色とデザインが落ち着いていて、触った感じや縁が持ちやすい点など、トータルで見て気に入っています♪ 観葉植物を育て始めた頃は見た目にオシャレな陶器製で揃えようしましたが、地震が多くて鉢が倒れて割れたら危ないのと、水やりの際に重くて毎回持ち運びが大変なことから、我が家のラインナップは少しずつこのリッチェルシリーズに統一し始めております(^^)

メインの土:観葉植物用の培養土

挿し木時は水はけが良く、ウイルスや害虫などの影響がない清潔で肥料分が含まれない土が求められるため、「さし芽種まきの土」を使用して植え付けました。今回の鉢上げは栄養分のある通常の土が良いので、室内に置く観葉植物用の土として何度もリピートしているこちらをチョイス。今回植え替えする鉢のサイズから必要な土の量を計算し、購入しました。
※ 室内に鉢を置く場合、有機分が含まれていない土が良いです。以前、スタージャスミンを購入した際、有機分が含まれている土を使っていたようで、コバエがわいてきてエンドレス。。泣きました(T_T) 

元肥

植え付け時に元肥として入れると、根っこが肥料を求めてグングン生長してくれるというハイポネックスジャパン 肥料 マグァンプK 中粒 600gを初めて購入しました。
※ 元肥が入っている土を使用する場合は、こちらは入れなくて良いそうです

鉢上げ:A. 挿し木編

共通の作業

共通の作業は最初に3鉢分まとめてやっておくと楽ですね♪

  1. 鉢底ネットを鉢底の穴にあわせてはさみでカットして敷く
  2. 1の上に鉢底ネットが隠れるくらいまで鉢底石を敷く
  3. 2の上に鹿沼土を2cmくらい敷く(補足参照)
  4. 3の上に鉢のサイズに合わせた規定量のマグアンプをパラパラとまく

補足:3の鹿沼土について

こちらは自己判断で行いましたので、スルーしてOKです。通常は鉢底石を敷いてマグアンプをまいて観葉植物用の培養土を敷けば良いのですが、「モンステラは水はけの良い土が好きそうだなぁ。」という感じがしているので、今回は水はけを良くするために鉢底石の上にさらに鹿沼土を少し敷いてみました。結果はいかに?今後の生長ぶりで確認していきますね♪

個別の作業

1. 根鉢を抜く

鉢から根鉢を抜きやすくするために、プラスチック製の鉢の周りを両手で中心に向かってギュッギュッと少しずつ押し込み土をほぐしていきます。まんべんなく行うとだんだん土がやわらかくなって抜けます。※ 鉢底から根っこが出ている場合、はさみでカットしておくと根鉢を抜きやすくなるそうです

No.1 No.2 No.3

茎の下の方を持ちながら上に引き抜くと、「THE根鉢!」といった根と土が鉢の形のまんまスポッと抜けました(^^) 根っこの張り巡りっぷり & 鉢底石への噛みつきっぷりはお見事ですね。実はこの後、根から鉢底石を1個1個丁寧に取り除く作業が一番時間がかかりました(^^;
※ ネット入りの鉢底石を使えばこの作業が不要になりますので、サクッ!と作業をしたい方はこちらがオススメです(私も次回はこちらを購入予定ですw)

2. 根鉢をほぐし整える

根鉢を優しくもんでから古い土を指や割り箸などで少しずつ落とし、傷んだり腐ったり乾燥している根っこをカットします。

No.1 No.2 No.3

根鉢は崩さず

根鉢を半分崩す

根鉢を全部崩す

補足
  • 安定した株を期待する場合はあまり根を崩さず、新鮮な根っこをどんどん生やしてほしいときは古い土をすべて落とし、根っこもある程度カットして良いようです
  • 今回は初めての鉢上げでどれかは根付いてほしいなという願いから、試しに3パターンに変えて鉢上げしました。こちらも今後の生長に違いは出てくるのか?楽しみですo(^^)o

3. 植え付けと水やり

  1. 共通の作業」で準備しておいた鉢に観葉植物用の培養土(以後、土)を少し入れ、挿し木を置いて高さを見て位置を決めたら、鉢の上から2cm程度下まで土を入れる
  2. 割り箸などで鉢の縁に沿って少しずつ土を突つき、根っこを傷つけないように気をつけながら土が根っこの隙間にも入るようにする
  3. 土の上から水をたっぷりあげて、鉢底から水がジャーっと出るのを確認したら完了(^^)/(2行目の写真です)
No.1 No.2 No.3

補足:支柱について

もし鉢上げ時に支柱を立てたい場合は、気根が出ている場合、気根側に支柱を立てると支柱に気根が絡まりやすくなるそうです。私は次の植え替えのときに、今後どういう形で育てていくか方針を考えて支柱を立てるか決めたいと思います。

鉢上げ前後のサイズ比較
左)鉢上げ前、右)鉢上げ後

左)鉢上げ前、右)鉢上げ後

鉢上げ前後の鉢のサイズを比較すると、異なるメーカーの鉢のため6号から7号へ1サイズアップしただけでずいぶん大きさが違いますね。今回は長鉢にしたので容量もたっぷり4Lあります。たくさん土から栄養を吸収して、のびのびとたくさん根っこをはってくれるといいなo(^^)o

鉢上げ:B. 茎伏せ編

鉢上げの手順は、鉢上げ:A. 挿し木編の「共通の作業」まで同じで、植え付けるときに穴を掘ってから土に挿したら完了です。

鉢底石を入れる 植え付け 完了

う~ん、ドキドキすぎます。根っこが生えていないのにこの後どうなるのでしょう(^^;? またご報告しますね♪

鉢上げ後の管理

置き場所

鉢上げ後1週間くらい

風が強く当たらない風通しの良い屋外の日陰に置きます。

そのあと

南向きの窓辺、レースのカーテン越しに日が当たる風通しの良い場所に置きます。常に窓を10cmくらい開けて、風が流れるようにしています。
こうすると光合成が活発に行われグングン生長し、また徒長しにくく葉の割れ目もできやすいようです。風通しもよくしているので土も蒸れにくくなり、いい感じで循環してくれています。
※ うちのモンちゃんたちは狭い我が家の特等席に鎮座していらっしゃいます(笑)

鉢上げ後13日:1つは新芽が伸びてきました☆ 左の親株は次回書きますね♪

鉢上げ後13日:1つは新芽が伸びてきました☆ 左の親株は次回書きますね♪

水やり

毎朝葉の表面と裏に欠かさず葉水をし、土の様子をチェックして乾いてきたら水やりします。ふだんはカラッカラに乾いて葉っぱから蒸散されなくなったら水やりをしていますが、鉢上げ後はそれより少し早めに水やりしています。

肥料

新芽が出てきたり、新しい葉っぱが展開してきたらうまく根付いた合図♪ 肥料を与えても大丈夫だそうです。私は鉢上げ時に元肥を入れましたので、「1カ月~1カ月半後くらいに化成肥料を置こうかな?」と、考えています。もうそろそろいいタイミングです☆

さいごに

初めてシリーズの初めての鉢上げ☆ この日をどれだけ待ちわびたことか(^^) モンちゃんたちも「苦しいよぅ。。早くぅ~。。」って言っていましたので、同じように待ちわびていたことでしょうね(笑)
それにしても、モンステラの生命力の強さには本当に感心しきりです♪ バッサリカットしても強くたくましく芽を出し根を出し、次々と葉っぱを展開して生きていくんですよね~♪ 鉢上げ後も順調に生育していますし、本当にすごいなぁ~。そんな姿を毎日見ているとこちらも生きる力をおすそ分けしてもらっている気がします☆ 手をかけると倍以上にして返してくれちゃうモンステラちゃん。大好きよ❤ これからも一緒にいてね♪
では、楽しいモンステラライフを~(^^)/

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更新履歴

  • 2022年6月17日:関連記事に「(8) 約7カ月半後に行った親株の植え替え [2022年5月]」のリンクを追加

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