9坪の家 つくって住んだ、こんなに快適!/ 萩原修 著:小さな家やタイニーハウスに興味のある方にオススメの1冊【書評】

小さな家やタイニーハウスに興味のある方には興味深く読める1冊

こんにちは、ふわりです♪
一生賃貸ぐらしでもいいと思っていた、ローンや土地に縛られるのがいやだった著者が、小さなお家「1階9坪+2階12坪=約50平米」を建てて、家族4人で楽しく暮らしている姿にほっこり(^^)
読み終える頃には、小さな家を建てたことから働き方、生き方まで変わっていったことも、案外自然の流れなのかもしれないなぁと、思いました。
私みたいに、小さな家に興味があったり、家を建てたいけれどいったい何から始めたらいいのか分からない方に入り口としてオススメです☆

9坪の家 つくって住んだ、こんなに快適!/ 萩原修 著

この本を読んだきっかけ

タイニーハウスに住みたい(^^)/

と考えてから、いろんな本を読みあさっています。その内の1冊が「9坪の家 つくって住んだ、こんなに快適!/ 萩原修著」です。小さな家に1人ではなく4人で住んでいる!と言う点に興味を持ちました♪

著者が家を建てることになったきっかけ

戦後の住宅史に残る名作と言われる建築家・増沢洵さんの自邸「最小限住居」というものがあるらしい。
著者が仕事でその名作の「家の柱と梁の木造軸組」だけが再現された美しい姿を見て、「自分の家として完成させたい!」と良からぬことを考えてしまったことから始まります(笑)

概要

  • 家を建てることを決めたきっかけ
  • 土地探しから実際に家が完成するまで
  • [改訂版追加部分] 9坪ハウス・プロジェクトの始動
  • [改訂版追加部分] 改築(庭、壁面、子ども部屋)
  • [改訂版追加部分] 生き方

感想・わかったことなど

  • 家を建てることを決めたきっかけにワクワクo(^^)o そんなきっかけで家を建てたっていいじゃない♪
  • 土地探しの大変さ、家族の協力あってこそ。
  • いい建築家、施工会社と出会うことの大切さ。
  • 家を完成させるまでは日々アレコレ追われ、決めなければならないことが次々と発生すること。
  • 2010年4月発行の改訂版では住み始めて10年後の様子について加筆されています。その後を知ることができるのもGood!住んでみてなんぼですもんね(^^)
  • いい条件、いい人たちに出会えれば何とかなるのでは?と、希望が持てました☆

ハッ!としたPoint☆

自分たちがどんな生活をしたいのかがわからないかぎり、どんなに有名で優秀な建築家やデザイナーに仕事を依頼したって、なんにもならないのである。
引用:第7章 生活をデザインする(P.132)

この家に住みはじめて「住宅という空間」ではなく、「住まうという時間」を、自分のこととして、ことあるごとに考えるようになった。おおげさにいえば、家によって生き方を考えさせられた。
引用:第12章 家は生き方を変える(P.232)

核家族だけの閉じた家は、なんだか危ない。いい家になるためには、外とのつながりが必要だと思う。
(中略)
隣り近所とのコミュニケーションがとりやすい要素は、「子ども」「ペット」「植物」というのがある。
(中略)
きっと、人間は、機能的で合理的な人工物だけでは生きていけない。空の下、土の上で、光と風を感じながら、偶然に左右されながら、ただようように生きていくものなのだろう。
引用:第12章 家は生き方を変える(P.239)

現代の誰かが加工した2次的な情報が、日々大量にあふれる中で、自分の感覚に正直でいることは案外難しい。自分の感覚を大切にしながら、いかに多様な人とつながっていけるか。それが、これから住まいを考える上でも、とても大切になっていくと思う。
引用:第12章 家は生き方を変える(P.239-240)

さいごに

60歳を過ぎてからも家賃が払い続けられるのだろうか?

最近、真剣に思うようになりました。数年前、約20年勤めた会社を早期退職し、それからは契約社員やら派遣社員をやりながら、

これからどうやって働いていこうかな?自分はどこでどうやって生きていきたいのかな?

と模索してきました。結果わかったことは、体力的にも精神的にも、もうフルタイム勤務は厳しいということと、友達や仲間と時々遊びながら、もふもふの動物と一緒にひとりでゆっくり暮らしたいな♪ ということ。

となると、実家には帰れないので住居をなんとかしなくちゃなのですね(^^; もっと早くひとりで生きていく覚悟が出来ていたら、今まで25年以上払ってきた2千万円超えの家賃でとっくに小さな家が建てられていただろうに残念すぎ。。。
今後フルタイム勤務をしないなら、暮らしを小さくする必要があります。物理的には数年前からだいぶ考え方が変わり、シンプルライフに方向転換したのできっと大丈夫。数年かけて断捨離し荷物も減りましたしね♪ 美味しいもんと日本酒と写真と旅が出来れば。。あれ?お金かかるか(^^; 本音は今すぐにでも住みたいところですが、遅くても60歳までに住居のことは形にしようと考えています。

第一弾として、今年はタイニーハウス見学に行きました。お話しを聴かせていただきたくさん共感・勉強になりましたし、何より自分の目で見て肌で感じて嗅覚でわかったことがありました。杉の木でできた家に入ったとたん、とてもいい香りがして体がほわ~んとほぐれていったあの感覚は決して忘れることはないでしょう(^^)☆
小菅村「タイニーハウス」見学(2018年5月)(前編後編

もっともっといろんなタイニーハウス見学をしたいのですが、まだ日本にはそういう場所が少なく(T_T) 手探りで進めなければならない部分が多く難しい。。。建築系の友達2人に聞いても「タイニーハウス」という言葉すら知りませんでした。。。でも、

住心地のいい家を実現するには、自分の感覚に正直になって、いろんな家を見て、感じ、いいと思った要素を取り入れ、少しずつつくっていくしかないのだろう。
引用:第7章 生活をデザインする(P.243)

このことば信じて、住みたい場所探し、土地探し、見学できるタイニーハウスを探して少しずつ前進していこうと思いますo(^^)o
千葉か神奈川(横須賀辺り?)で土地+タイニーハウスで400万円まででおさめたい!
それと、迷っている間の時間・お金ももったいないので、今後は決断・行動は速やかに!を心がけたいと思います♪

この本を読み、小さな希望の光が見えました☆タイニーハウスや小さな家を建ててみたい方にはきっと興味深く読める1冊だと思います。良かったらお手にとってみてくださいね♪
では、また~(^^)/

【作例】SEL90M28G:昭和記念公園 2017年2月の冬色探し

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